【標本番号　MKY２０２９】捕獲日　２０２１年２月１６日学名　　Cervus nippon場所　　３４°０１′４３．１０″N　　　　 １３４°１７′４６．６２″E　　　　　　　　　 １９２m　　　　　　　　体重は失血後測定＞この個体は、２０２１年２月１日に最初に罠に掛かった際、目の前で右後脚を切って逃げ、その１５日後に３００ｍほど離れた別の罠に再度かかって捕獲したものです。最初の罠の横に残しておいた切れた脚を捜しに行ってみたのですが、なくなっていたため、標本は右後脚副蹄下がありません。＞全体としては、漂白も充分に行い、綺麗な仕上がりになっています。　大腿骨などの脚の太い骨は、両端に穴を開けて、骨髄を取り出してから処理しています。＞頸椎・胸椎・尾椎は、真鍮線とステンレス線でつないであります。（頸椎・胸椎～腰椎・寛骨～尾椎で３分割）尾椎の一番後ろ1椎はステンレス線を通せる太さではないため、エポキシで接着。尾椎は１１椎です。＞頭骨は角が重く、そのままでは後ろに倒れてしまうため、ついたてを置いて自立するようにしています。（ついたてはデザイン的にご満足いただけるものではないと思いますが、お送りさせていただきます）＞肋硬骨は１３対全て揃っています。＞写真では脚がつながっているように見えますが、ホットガン樹脂で仮に接着してあるだけです。＞欠点部分について。１．右角の先端が欠けています。最初に捕獲した際の写真をよく見ると、すでにかけた状態になっていました。２．右切歯３番目がありません。また、右犬歯の先端が欠けています。３．胸椎４番目の先端がありません。また、５番目の先端が折れていましたので、エポキシで修復してあります。写真４．腰椎後ろから２番目の右先が、どうもしばらく前に骨折したような状態でしたので、エポキシで修復。５．副蹄18個のうち２個がありません。写真６．足根骨の一番小さな骨が1個ありません。７．退化した指の骨が1個ありません。写真８．肋軟骨は1から9番目までそろっています。10から13がありません。９．腓骨が1本ありません。写真ご不明の点に関しましては、お問い合わせいただければ幸いです。